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JIS G 3314(1995)溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯


J I S (1977) 制定



(1) 適用範囲
この規格は、溶融アルミニウムめっきを行った鋼板及び鋼帯(以下、板及びコイルという。)
について規定する。

備考 1. この規格の引用規格を、次に示す。
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8400 塩化アンチモン(III)(試薬)
JIS Z 2201 金属材料引張試験片
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. この引用規格の対応国際規格を、次に示す。
ISO 5000:1993 Continuous hot-dip aluminium/silicon-coated
cold-reduced carbon steel sheet of
commercial and drawing qualities



(2) 種類及び記号
板及びコイルの種類は、4種類とし、その記号は表1による。

表1 種類の記号
種類の記号 適用
主な用途 アルミニウム付着量記号
SA1C 耐熱用(一般用) 40,60,80,100
SA1D 耐熱用(絞り用)
SA1E 耐熱用(深絞り用)
SA2C 耐候用(一般用) 200



(3) アルミニウム付着量
板及びコイルは、10.1の試験を行い、そのアルミニウム最小付着量及び記号は、表2による。

表2 アルミニウム最小付着量
アルミニウムの付着量記号 40 60 80 100 200
最小付着量(両面3点法)g/m2 40 60 80 100 200
備考 最小付着量(両面3点法)は、供試材から採取した
3個の試験片の算術平均に対し適用する。



(4) 機械的性質
板及びコイルは、10.2及び10.3の試験を行い、その伸び及び曲げは、
表3による。ただし、曲げた場合、その外側表面(試験片の幅の両端から
それぞれ7mm以上内側の部分)に、めっきはく離、素地のき裂及び破断を生じてはならない。

表3 伸び及び曲げ
種類の記号 伸び% 曲げ
厚さmm
0.40以上
0.60未満
0.60以上
1.00未満
1.00以上 曲げ角度 曲げの内側間隔
SA1C - - - 180° 表示厚さの板4枚
SA1D 30以上 32以上 34以上 表示厚さの板1枚(1)
SA1E 34以上 36以上 38以上 表示厚さの板1枚(1)
SA2C - - - 表示厚さの板4枚
(1) SA1D及びSA1Eの厚さ1.6mm以上の曲げの内側間隔は、
表示厚さの板2枚とすることができる。
備考 引張強さは、参考値とし、その値は275N/mm2以上とする。



(5) 外観
板及びコイルには、不めっき、穴、破れなど、使用上有害な欠陥があってはならない。
ただし、コイルの場合、溶接部などの若干の正常でない部分は、この限りではない。
なお、製造業者は必要に応じ、板及びコイルに塗油、クロム酸処理などの表面処理を
行うことができる。